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【節税】住宅ローン控除が終了しても【税金が戻ってくる】仕組みの作り方

こんにちは。1級ファイナンシャルプランナーのアトフジです。

アトフジ

気付いたら住宅ローン控除が終わってしまい、年末調整で税金が戻ってこなくなってしまった!

仕方ない事だけど、住宅ローン控除無くなったのは正直イタイ…

他に何かいい方法ないの?

こういった疑問にお答えします!

 

住宅ローン控除が無くなった後の税金の負担って余計に重く感じますよね。

年末の住宅ローン残高の1%分が、今までは支払う税金から引かれていた訳ですから。

2000万の残高であれば20万の税金控除…最高ですね!

正直に申し上げると住宅ローン控除ほど威力のある税金バックの方法ありません!

けど安心してください。世の中には沢山の節税方法が準備されています。全てを最大限に発揮出来れば、住宅ローン控除に近い効果を生むことも人によっては可能です。

今回はより実行性の高い方法を、銀行員だからこそ紹介できる【裏技】と一緒に紹介します。

【本記事の内容】

  • 税金が減る【所得控除】を紹介
  • 保険料の所得控除
  • iDeCo(イデコ)による所得控除
  • 【裏技】所得控除を受けるための原資を生み出す方法

【この記事を書いた人】

1級ファイナンシャルプランナー技能士のアトフジと申します。

銀行に入り8年間、顧客の個人資産相談業務に携わってきました。

お客様の資産運用のアドバイスをする傍ら、自身も投資信託や株式投資で資産運用をしています。

イデコの運用は約2年が経過。

「未来のための資産づくり」をテーマに多くの方の資産形成をお手伝いするため本ブログ「イデコ塾。」を立ち上げ。

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住宅ローン控除が終了しても【税金が戻ってくる】仕組みの作り方

今回ご紹介する税金が戻ってくる仕組みは「所得控除」を活用するというもの。

所得控除って言われると専門用語で難しいと感じますが、おそらく会社員の方であれば毎年行っている「年末調整」で、この所得控除に関わっているはず。

年末調整時に、妻の給料を申告したり扶養家族の情報を申告したり、生命保険で支払ったお金を申告したりと…なんだか良くわらない計算をしていませんか?

あれ結構めんどくさいと思っている方は私だけではないはず笑

でも、あの作業で申告すると配偶者控除扶養控除生命保険料控除なんかが受けられて、年末調整でドカンと戻ってきますよね?

今申し上げた控除達を総称して「所得控除」と言うんです!

アトフジ

所得控除は「税金の負担を減らすために、条件を満たしたモノは所得から差し引いていいですよ」

と国が準備してくれた制度でなんです。

会社でいう「経費」みたいなものですね。「経費で落とす」ってよく言いますが、経費で落とせばその分収入が減って、支払う税金も減るんですよね。

イメージ的はそれと同じようなものです!

所得控除を沢山引く→所得が減る→税金も減る

という構図です。


【補足】

もし、よく分からない、もっとよく知りたいという方はこちら

参考:「所得税・住民税・所得控除とは?」イデコを理解するための税金の仕組み!


14種類ある所得控除と活用できる3つの所得控除

所得控除の種類

・雑損控除

・医療費控除

・社会保険料控除

・小規模企業共済等掛金控除

・生命保険料控除

・寄付金控除

・地震保険料控除

・障害者控除

・寡婦控除

・勤労学生控除

・配偶者控除

・配偶者特別控除

・扶養控除

・基礎控除

所得控除って実はこんなに種類があるんです。

ですが安心してください。全ての控除について理解する必要は全くありません。

今回活用する控除は2つ!

「生命保険料控除」「小規模企業共済等掛金控除」です。

生命保険料控除は必要な分だけ活用する

生命保険料控除とは、支払った保険料の金額に応じて一定額の所得控除が受けられる仕組みです。

保険料の種類は、生命保険料・介護保険料・個人年金保険の3種類に分類され、各保険料ごとに最大4万円の所得控除が受けられるようになっています。

したがって最大で12万円の所得控除が受けられるようになっています。

【年収600万、妻あり、子供16歳未満】

生命保険料控除:12万

節税見込み金額=24,000円

 

※所得税率10%、住民税率10%

結構大きいですよね。

ですが、生命保険料控除を最大限に受けるためには、3つの保険料をそれぞれ8万円以上、合計で24万円支払う必要があります。

保険には掛け捨ての保険も多いため、全額の控除を受けるために無理して保険に加入するのは本末転倒です。

ちなみに私の平成30年度の生命保険料控除は63,300円。

現状で十分満足できる内容のためこれ以上加入するつもりもありません。

生命保険料控除は必要な分だけはしっかりと活用しましょう!

くれぐれも年末調整時の申告漏れがないように注意してください。


【補足】

ご自身の所得税率を調べたい方はこちら

参考:Keisan 生活や実務に約立つ計算サイト(源泉徴収票)

※お手元に源泉徴収票があればすぐに計算できます。

「課税される所得金額」から税率早見表を確認すればわかります!


イデコによる掛金控除は最大限活用する

今回メインでご紹介したい、住宅ローン控除の代打として活躍する所得控除が

イデコによる掛金控除」です。

イデコは正式名称で個人型確定拠出年金と呼ばれ「小規模共済等掛金控除」の対象となります。

さっきの保険と何が違うの?と思うかもしれませんね。

アトフジ

イデコによる掛金控除の最大の特徴は「支払った掛金全額が所得控除」という点にあります。

先ほどの生命保険料控除は24万円支払うと、12万円の控除でした。

イデコの場合は24万円支払えば、そっくりそのまま24万の控除が受けられるんです。

【年収600万、妻あり、子供16歳未満】

イデコの掛金:24万

小規模共済等掛金控除:24万

節税見込み金額=48,000円

 

※所得税率10%、住民税率10%

年間で48,000円の節税効果です。住宅ローン控除には届きませんが、それでも年間で約5万円なので大きいでしょう!

さらに企業年金に加入していない会社員の方の場合は、月23,000円、年間で最大276,000円を拠出できます。

その場合の節税額は年55,200円になるんです!

しかも所得が多ければ多い人ほど返ってくる税金が増える仕組みです。

【イデコ節税額早見表】

イデコ節税額早見表

住宅ローン控除がなくなってしまった以上、このイデコによる節税効果は最大限に発揮するべきでしょう。

生命保険料控除による節税と合わせたら、少ない人でも5万くらい、多い人だと10万以上の節税効果になるはずです!

保険と違って掛け捨てではなく、積み立てた分は将来の自分の年金となって返ってくる制度のため始めて損はありません!


イデコについて詳しく知りたいという方はこちら

参考:イデコとは?初心者向けにゼロから解説!

参考:具体例で分かる!イデコ の3つの節税効果について徹底解説!

参考:メリットだけじゃない!iDeco(イデコ )のデメリットを正直に話します!


【裏技】所得控除を受けるための原資を生み出す方法

そうは言っても、住宅ローンを払っているから毎月掛金を支払う余裕がない!と思う方もいらっしゃると思います。

そこで今回はイデコの掛金を捻出するための方法を3つお伝えします。

 

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【裏技】住宅ローンの金利の引き下げ交渉で原資を生み出す

いきなり【裏技】です。

住宅ローンの金利の引き下げを取引先の金融機関にお願いしましょう。

そんなに簡単に下げてくれるの?と思うかもしれませんが、結論から言えば下げます。

実際に、私の勤務している銀行では引き下げを行っています。

そして引き下げして浮いた分、結構な割合でイデコに加入しています笑

具体的な方法を説明します。

 

手順1
他の金融期間へ行き借り換えの提案を受けてくる

 

他の金融期間へ行き、「住宅ローンを利用していて、借り換えしようか検討しているんですけど」

と伝えてください。

今の時代であれば喜んで借り換え提案書を作ってくれるはずです。

 

感覚としては、メガバンクよりも地方銀行や信用金庫の方が頑張って金利提示してくれると思います。

ちなみに私のいる銀行では10年固定で1%を切る金利の提示は日常茶飯事です。

私もされたことがありますが、複数の金融期間を競争させると金利は本当に下がりますね笑

片方が下げたらもう片方も対抗して下げる、泥沼の金利競争です。

 

※お手元に返済予定表を準備すると話が早いです。

ない場合は今の取引銀行に再発行を依頼しましょう。その時点で、借り換え防止のために金利を下げてくれる銀行もあります。

 

手順2
借り換え提案書を持って今の取引銀行へ行く

 

「他の銀行から借り換え提案を受けていて、金利がとても安いから変更しようと思っているんですが、一括返済する場合って何か問題はありますか?」と伝えましょう。

 

こうやっていうと、銀行員としては焦ります笑

きっと金利の引き下げを検討してくれるはずです。

出来るだけ早く結論が欲しい事も伝えると、実際早めに返事くれます。

そうでないと、後回しにされてしまう可能性もありますから。

※借り換えしてもいいですが、書類を書いたり準備したりの手間が「引き下げ」の方が遥かに楽です。

 

手順3
金利引き下げの返事が来きたら銀行へ行く

 

引き下げ可能の返事が来たら銀行へ行って書類を1枚〜2枚書きます。

持ち物は実印と一応念のため本人確認ができる書類を持っていけばOKです。

ちなみに条件変更手数料として5,400円程度は取られますので承知しておきましょう。

 

 

金利にもよりますが、頑張れば1万円〜2万円くらいは浮くんじゃないかと思いますよ!

 

その他固定費を削減して原資を生み出す

住宅ローンの金利引き下げで原資を十分に確保出来なければ、他の固定費見直しも検討するべきです。

「家計 固定費 見直し」と検索すれば沢山情報が出てきます。

明らかにこのブログよりも情報量が多いはず笑

ここでは、私が実際にやってみて効果が大きかった順に3つだけ紹介しますね。

 

・生命保険の見直し

かなり効果が大きい可能性があります。

住宅ローンを借りた後に一度も見直しをしてない場合は特におすすめします。

見直しが可能もしくはした方がいい方のチェックリストはこちら

  • 住宅ローン後見直しを一度もしていない方
  • 更新型の保険に加入している方
  • 月々の生命保険料が世帯で3万円以上の方

 

・格安SIM(格安スマホ)への変更

これもかなり効果大きいです。

格安スマホよりも、格安SIMだけ変更する方が簡単で機種代もかかりません。

SIMは携帯電話に差し込むことでネット回線や電話を利用出来るようにする、言わば携帯電話の心臓です。

SIMだけ変更すれば、通信料を大幅に下げたうえで、今自分が使っている携帯をそのまま使うことができるのでおすすめです。

格安SIMに向いていない方はこちら

  • 常に最新機種を使っていたい方
  • @docomo、@ezwebなどの正規のメールアドレスを使いたい方
  • データ通信料がめちゃくちゃ多いかた

ちなみに私は格安SIMにしたことで月約9,000円だった通信料が3,800円に下がりましたんで、本当におすすめです!

しかもこの値段で電話かけ放題も付いているんです…!

もし電話かけ放題の格安SIMがいいと言う方はワイモバイルがオススメです。

 

・日経新聞を無料で読めるようにする

新聞代もつき4,000円程度とバカになりません。

丸三証券という証券会社に口座を開設することで、「テレコン」というサービルを無料で利用することができます。

テレコンを使えば、日経新聞朝刊・夕刊が無料で見れるだけでなく、日経産業新聞や日経MJなども閲覧することが可能になるため、新聞代をしっかり払っている方は是非「丸三証券」で口座開設かなりオススメです。

 

多分この3つ該当する方は、これだけで20,000円くらい節約できるんじゃないかと思います。

まとめ

税金の負担が増えてしまったという方は、是非イデコによる所得控除を最大限に活用するべきです。

税金は払うだけ勿体ないですからね!

将来の年金だって、今や支給開始年齢が70歳になるとか、支給額は半分になるとか先行きに不安があるのも事実。

①住宅ローンの見直しから始まり固定費の削減をする

②削減した分を将来の年金のために積み立てる。

③そして積み立てた分の税金還元が受けられる。

まさに一石三鳥じゃないですか!

 

ちなみにイデコを始める際には、少し時間が掛かる点に注意が必要です。

証券会社の口座開設で1週間〜2週間。

イデコの申込書が届くのに1週間。

そして申込書を送り返して掛金の拠出が始まるのに早くて1ヶ月かかりますので、最速でやれば別ですが普通に申し込めば2ヶ月程はかかります。

もし興味がある方は「資料請求」だけ早めにしておく事をオススメします。

資料請求するだけなら無料ですし、したって必ず申し込まなければいけない訳ではないですから!

もしネット証券でやるなら、今ならはSBI証券か楽天証券がオススメですよ!

どちらを選んでも全く問題ありません。

SBI証券:商品ラインナップではややリード。

楽天証券:加入後の運用状況の確認に関してはややリード。

といったところでしょう。

 

以上、住宅ローン控除が終わった方のための【税金が戻ってくる】仕組みの作り方でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 


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