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ニッセイ外国株式インデックスFとeMAXIS Slim 先進国株式に違いはあるか?【SBI証券イデコ】

基本データ

こんにちは。アトフジです。

1級ファイナンシャルプランナーとして銀行で8年間、個人資産運用業務に携わっています。

今回の記事は、「ニッセイ外国インデックスFeMAXIS Slim 先進国株式の違い」についてです。

アトフジ

SBI証券のセレクトプランで商品を選ぶ際、「この2商品何が違うの?」と思った方は多いでしょう!

僕自身も妻のイデコを選ぶ時にこの疑問を持ち、商品の分析をしました。

そこで得られた情報と僕がニッセイ外国株式インデックスファンドを選んだ理由を紹介します。

※比較資料のためパソコンでは画像横並びにしています。スマホの方で読みにくい場合はパソコンで読んでみてください!

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ニッセイ外国インデックスFとeMAXIS Slim先進株式の違い

結論から申し上げてしまいますと2つの商品は「ほぼ同じ」と言っていいでしょう!

どちらも「MSCIコクサイ・インデックス」という指数を参考にしており、投資対象は日本を除く先進国株式。

運用の中身はほとんど変わらないと思ってもらって大丈夫です。

じゃあ、どっち選べばいいの?

と思うかもしれません。

基本的にインデックス型ファンドでは、中身や信託報酬が同じ場合、以下の3点に注目すべきだと思っています。

注目点

  • 純資産残高
  • 資金流入額の推移
  • 運用会社のネームバリュー

データを比較しながら確認していきます。

基本データの比較

基本データ

2商品の信託報酬は同率で、トータルリターンも比較できる範囲ではほぼ同じと言っていいでしょう。

2商品の組入上位10銘柄もほぼ同じです。

【組入上位10銘柄】

組入上位10銘柄

見事なまでに一緒ですね。参考指数が同じなので当たり前といえば当たり前ですが。

先ほど挙げた注目点も含め、違っている点について紹介します。

eMAXIS Slimの方が若干分散投資

微々たる差ですが、米国株式が64%とニッセイ外国株式より少ない分、その他が多いです。

その他の国へも幅広く投資しているということでしょう。

繰り返しますが微々たる差です…

【組入上位業種】

組入上位銘柄

こちらに関しては運用会社が組入銘柄どのように業種分類するかによって異なってくるため単純比較できませんが、ニッセイ外国株式の方は金融・情報技術・ヘルスケアの3つが10%を超えているのに対し、eMAXIS Slim先進国は分散しているイメージです。

純資産残高

  ニッセイ外国株式 eMAXIS Slim先進国株式
純資産残高 1049.34億円 309.05億円
評価

ファンドの安定した運用の目安は純資産残高30億円以上と言われています。

どりらもしっかりと純資産残高はありますが、現状では「ニッセイ外国株式」の方が安定性の面で言えば優れているでしょう。

可能性は低いですが、もし仮にこの2つの内どちらかを除外するとすれば「eMAXIS Slim 先進国株式」だと思います。

純資産残高が多い商品は、それだけでSBI証券に入る信託報酬も多いですから、販売会社にとってもありがたい存在です。

その意味では「ニッセイ外国株式」に分があると言えます。

資金流入額・流入状況

  ニッセイ外国株式 eMAXIS Slim先進国株式
資金流入額 24.08億円 24.67億円
評価

【流入状況】

・ニッセイ外国株式インデックスF

ニッセイ外国株式資金流入図

・eMAXIS Slim 先進国株式

eMAXIS Slim 先進国株式 資金流入額

資金流入額・流入状況を見ても、どりら常に資金流入が続いており問題はありません。

資金の伸び率で考えれば「eMAXIS Slim 先進国株式」の方が勢いがありますね。

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運用会社のネームバリュー

  ニッセイ外国株式 eMAXIS Slim先進国株式
運用会社 ニッセイアセットマネジメント 三菱UJF国際投信
設立 1995年4月 1985年8月
純資産額 約610億円 約833億円
運用資産 約11兆円 約14兆円
評価

運用会社のネームバリューであれば「三菱UJF国際投信」に分があるでしょう。

三菱UJF国際投信の前進は日本で一番最初の投信会社「山一証券投資信託委託(株)」であり、業歴や実績は間違いなく業界トップです。

純資産残高および運用資産も三菱UJF国際投信のほうが厚いです。

ネームバリューは運用成績に関係はありませんが、資金流入には若干の影響があります。

モノを買うときと同じです。

あなたが服を買うとき、見た目も色も同じ、値段も変わらなければ「自分の好きなブランドの方」を買いますよね?

「アップル製品だから信頼して買う」みないなこと、僕はよくあります笑

それと同じことが投資信託の商品選びでも起こるということです。

「三菱UJF国際投資を選んどけば問題ない」みたいな考えですね!

ただ、ニッセイアセットマネジメントも生命保険業界でトップの「日本生命グループ」のため信頼度は全然問題はないです。

ここまでくると、本当に好みの問題かもしれません笑

僕がニッセイ外国株式インデックスFを選んだ理由

最後に、僕がどうしてニッセイ外国株式インデックスFを選んだかを紹介します。

ぜひ参考にしていただければと思います。

理由1:純資産残高が多い

先述しましたが、約3倍ほどニッセイ外国株式インデックスFの方が純資産残高が多いです。

安心して運用を任せられます。

理由2:運用期間も長い

運用期間もeMAXIS Slim 先進国株式が3年未満に対し、外国株式インデックスの方が5年以上と長いです。

理由3:ちょっとだけ米国が多い

米国投資が好きな僕にとっては「ちょっとでも米国が多い」ことも嬉しいです。

※個人的な意見です

理由4:eMAXIS Slimシリーズの種類が多すぎる

eMAXIS Slimシリーズは非常に種類が豊富です。

特に世界の株式に投資をする商品が3つも存在しています。

・eMAXIS Slim 先進国株式

・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

・eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

この3つの商品から選ぶとき、必ず投資家の意見は割れますよね。

つまりeMAXIS Slim 先進国株式へ投資しようと思っていた人が、他2商品に流れてしまうということに…

その点、ニッセイ外国株式インデックスFであれば、選択肢は本商品しかないため悩む必要はありません。

考えすぎかもしれませんが、安定的に資金流入するということは長期投資をする上では非常に重要と考えていますので、あえて理由に挙げさせていただきました!

 

以上、ニッセイ外国株式インデックスFとeMAXIS Slim 先進国株式の比較でした。

実はこの2商品、2018年投信ブロガーが選んだ人気商品の1位と2位なんです。

eMAXIS 先進国株式が1位でした。

人気状況まで差が無いとすると、余計悩んでいまいますね。

ファンドの安定性を重視するなら「ニッセイ外国株式インデックスF

会社のネームバリューを重視するなら「eMAXIS Slim 先進国株式

といったところだと思います。

※投資ブロガーが選ぶファンドオブザイヤー2018年が気になる方へ

【最新】投信ブロガーが選んだファンドオブザイヤー2018が発表!詳細データはこちら

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。